仙台・一番町四丁目商店街に12月10日、大型書店「あゆみブックス」仙台一番町店(仙台市青葉区一番町4、TEL 022-211-6961)がオープンする。
市内3店舗目となる同店。「こちらの商店街は以前、書店通りだったと聞いている。街中の通行量が減ってきていると言われているが、まだまだ書店の需要はあると判断した」と同店の栗原浩一店長は話す。
店舗面積は、同書店では最大となる約200坪。雑誌・漫画・文庫・文芸書・人文書・芸術書など約12万冊を在庫する。「利用客のニーズに合わせたセレクトショップのような品ぞろえや棚づくり」を行い、陳列では本と本の関連性にもこだわった。
新たな試みとして、店内中央部にカフェスペースを設ける。テーブルと椅子10席を置き、コーヒー(予定価格400円)を提供。購入した本を読むこともできる。「本を買うだけでなく、本に囲まれて過ごす時間の素晴らしさを満喫していただければ」(同)。
会社員やOLをメーンターゲットに、幅広い層の利用を見込む。「オープン準備中に市民の方から『やっと一番町に本屋ができるんだね』という声もいただき、書店の復活が待ち望まれていると痛感した」と栗原さん。「ネットで本を購入できたり電子書籍が出てきたり、本離れとも言われているが、ぜひ一度足をお運びいただき、本屋の楽しさを感じていただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は9時~翌1時(オープン日のみ10時から)。