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メディアテークで「せんだいスクール・オブ・デザイン」開講式-1期生54人

「せんだいスクール・オブ・デザイン」開講式の様子。第1期受講生をはじめ、関係者や一般市民ら約200人が集まった

「せんだいスクール・オブ・デザイン」開講式の様子。第1期受講生をはじめ、関係者や一般市民ら約200人が集まった

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 せんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町)で11月3日、「せんだいスクール・オブ・デザイン」の開講式が行われた。

受講生を代表してあいさつした佐藤悠子さん

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 同スクールは、独立行政法人科学技術振興機構(JST)による「地域再生人材創出拠点の形成」の一環として行われ、地域の活性を図り得る「コラボレーティブな」クリエーターを養成する社会人と大学院生のための教育プログラム。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻が仙台市と連携して、2015年3月まで実施。今年9月から受講生を募集し、ポートフォリオ審査と面接により社会人20人・大学院生34人の計54人が第1期生に選ばれた。受講生の年齢層は20~60代。

 開講式では、同スクール設立の背景や趣旨説明、講師の紹介、来賓祝辞のほか、同スクール「Futureラボ」で講師を務める建築家・石上純也さんと平田晃久さんによる記念シンポジウムも開催。受講生や関係者、一般市民ら約200人が耳を傾けた。

 受講生を代表してあいさつを行ったグラフィックデザイナーの佐藤悠子さんは、「こうした素晴らしいプロジェクトに参加できることはとても有意義。デザインは人間の行動や活動に大きく影響するものだと思っているので、より一層その造詣を深めたい。普段の仕事の中ではなかなか知り合う機会のない、さまざまな職業や年齢、考え方の違う方と接したり話したりすることで、多彩な視点を自分の中に取り入れていければ」と意気込む。

 同スクールユニット長の本江正茂さんは「面接を通して、特に社会人の方々の意欲とポテンシャルの高さには本当に驚かされた。一方で、それがきちんと形として見えてきていない現状に課題を感じる。このスクールが、仙台の持っているポテンシャルや底力を発掘していく一つのきっかけになれば」と話す。「仙台のクリエーティブな力をどうやって地域の経済に還元し、地域再生につなげるかということが最終的なミッション」とも。

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