仙台の中心市街地で5月15日・16日、「仙台・青葉まつり」が開催される。
江戸時代の仙台東照宮の祭礼「仙臺(だい)祭」をルーツとし、明治に伊達政宗公を祭る青葉神社の祭礼として始まった「青葉まつり」に由来する同祭。政宗公没後350年の1985(昭和60)年に市民の祭りとして復活し、今年で26回目を数える。
今年は125祭連(まづら)、約4,000人が勾当台公園や定禅寺通り、仙台駅周辺や一番町商店街などで祭りのメーンとなる「仙台すずめ踊り」を演舞。山鉾(やまぼこ)の巡行や青葉神社のみこし渡御、「五葉山火縄銃鉄砲隊」の演武式、勇壮な武者に扮(ふん)した市民らによる「武者行列」などの関連イベントも多数開催される。
今年初の試みとして、祭りの様子をユーストリームで中継。「当日仕事で祭りに参加できない方、遠方にお住まいで会場に来られない方などにも臨場感を味わってもらいたい」と同祭協賛会事務局の遠藤瑞知さん。ツイッター(@aoba_matsuri)での情報提供も行う。
人出の予想は、2日間で例年並みの約90万人。遠藤さんは「昨年は悪天候に見舞われたこともあり、山鉾巡行などやむなく中止になったイベントもあった。今年は2年分の思いが込められているので、2年分のご利益があるかも(笑)。ぜひ大勢の方々に足を運んでいただければ」と話す。「青葉まつりは『市民がつくる市民のまつり』。見て踊って、どんな形でもいいので楽しんでもらえれば」とも。
開催時間は、15日(宵まつり)=10時~21時、16日(本まつり)=9時30分~17時。