仙台駅東口に牛タン専門店「べこ政宗」新業態-地元客ターゲットに

「我流 七輪焼き牛たん べこ政宗」店内。調理場を囲むカウンター席

「我流 七輪焼き牛たん べこ政宗」店内。調理場を囲むカウンター席

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 仙台駅東口の和風居酒屋「我流 七輪焼き牛たん べこ政宗」(仙台市宮城野区榴岡4、TEL 022-290-0391)が、仕事帰りの会社員らでにぎわいをみせている。

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 運営するのは、牛タン専門店「べこ政宗」を展開する仙台の食肉卸売業「ジオラ」(若林区六丁の目南町2)。同社4店舗目として3月31日にオープンした。

 店舗面積は17坪で、客席はカウンターのみ25席。店内は木目を基調に、昭和の横丁居酒屋をイメージした空間が特徴。従来のターゲットの観光客ではなく、30代後半~50代の会社員などの地元客をターゲットに据える。

 「今では仙台名物として格付けが高くなっている牛タンだが、昔は仙台の庶民の食べ物だった。地元の方々にこそ、もっと気軽に牛タンを食べてもらいたい」(店長の古館拓也さん)との思いから、価格帯を既存店舗よりも低価格に設定。メーンメニューは「牛たん」(780円)で、初回オーダー時には焼き野菜のネギとタマネギが無料で付く。牛タンは既存店舗では1皿1,100円で提供している肉と同じものを使うが、職人ではなく客自身が七輪で焼くスタイルでコストを抑えた。

 「野菜おかわり」(300円)、「ぬかづけ」(150円)、「牛たんすじ煮込み」(490円)、「鶏のフォアグラポン酢」(390円)のほか、「麦ご飯」(200円)、「テールスープ」(360円)など牛タンには欠かせないサイドメニューも提供。「今後はゲソ焼きなど、庶民的な居酒屋メニューも増やしていきたい」。ドリンクは、生ビール(500円)、純米酒、ハイボール(以上450円)など10種類。

 オープンから1カ月がたち、近隣の会社員やOLが多く利用するほか、球場にも近いことから観戦帰りの家族連れも利用する。客単価は2,500円で、5月中旬からは牛タンはじめフード・ドリンクとも値下げを行う予定。古館さんは「安く食べて飲んで、ワイワイガヤガヤ楽しんでもらえるような店作りを目指している。力を抜いて使ってもらえるような場所になれば」と話す。

 営業時間は17時~24時(日曜・祝日は22時まで)。

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