宮城県・塩竈の素材を使用した塩スイーツなどを販売するネットショップ「えんふぁん。」が3月8日、「アニメむすび丸」とのコラボ商品「むすび丸ロール。」の販売を開始した。
同店を運営するエンファン(塩竈市)は、「塩竈市周辺の地域おこしや、地元の古き良き歴史・伝統を広く全国に紹介すること」(同社の三浦辰也社長)を目的に、スイーツ商品のネット販売や地場産品を活用した商品開発を手がける。
同商品は県からの提案をきっかけに、「アニメむすび丸」主人公・むすび丸の特技である「縁結び」にかけた「塩(えん)スイーツ」として開発に着手。利府町の洋菓子店「レーブ・ド・ルピナス」のパティシエ・佐藤和彦さんに制作を委託し、モニターからの意見を商品開発に取り入れるなどして完成。販売開始日は、むすび丸満3歳の誕生日に合わせた。
商品は「むすび丸」の顔をかたどった三角形状のロールケーキ。サイズは直径6センチ、長さ24センチ。「金太郎あめのように、切っても切ってもむすび丸の顔が出てくる」のが特徴。材料は石巻市の「ササニシキ米粉」、大和町の米「奉納米 恋むすび」、塩竈市の「塩竈の藻塩」など、県産の食材を中心に使用。「米粉のモチモチとした食感や、クリームに混ぜているお米のプツプツとした食感が特徴。素材それぞれの特徴、個性、持ち味を生かした『宮城を代表するロールケーキ』に仕上がった」(三浦さん)。
「発売開始から県内を中心に売れ行きは好評」と同社。「むすび丸のキャラクターが大好きなお子さんやお孫さんのために、ご両親や祖父母さんからのご注文が多い」という。三浦社長は「スイーツ好きで、かわいくて珍しいものをお取り寄せやギフトとして考えている方に、ぜひご利用いただきたい」と話す。「パーティーや記念日のプレゼントとしてご利用いただき、宮城の食材の魅力をアピールしてもらえれば」とも。
価格は2,680円。同ネットショップ限定で販売する。