仙台市は4月17日、市内で来月13日に開催される「仙台国際ハーフマラソン大会」の概要を発表した。同大会は1991年に初開催され、今年で17回目を迎える。
種目は一般男子・女子の部と車いすの部。コースは、一般の部=宮城陸上競技場、車いすの部=宮城野原運動公園をスタートし、市役所前市民広場をフィニッシュとする21.0975キロ。参加申込者数は男子=625人、女子=143人、車いす=48人の計816人で、過去最多となった。
大会には5人の特別招待選手が参加。男子では今年2月の東京マラソンに優勝したダニエル・ジェンガ選手、マラソン日本記録保持者の高岡寿成選手。女子ではアテネオリンピック女子マラソン金メダリストの野口みずき選手、昨年の名古屋国際女子マラソン優勝の弘山晴美選手、ルーマニアのコンスタンティナ・トメスク選手が出場。車いすの部では同日本記録保持者の笹原廣喜選手が招待選手として出場する。
左アキレスけん故障により昨年4月のロンドンマラソンを回避し、北京五輪出場を目指して調整を続ける野口選手は今大会が故障後初の実戦。五輪代表をかけて争われる11月の東京国際女子マラソンに向けて、その調整具合が注目される。男子の部では、92年にケニアから陸上留学で仙台育英高に入学し、高校時代から仙台市民にはなじみの深いダニエル・ジェンガ選手に声援が集まりそうだ。
梅原克彦仙台市長は「新緑の仙台で選手の方々が繰り広げる素晴らしい競技を期待している。市民の皆さんには暖かいご声援をお願いしたい」としている。