仙台・サンモール一番町に昨年12月オープンした産直レストラン「みやぎフードキッチン COCORON」(仙台市青葉区一番町2、TEL 022-211-0556)の来客数が、早くも1万人を突破した。
同店は、JA全農みやぎ(青葉区上杉1)が運営する「『食』と『農』のきずなを結ぶ」宮城の産直レストラン。店舗面積は33坪で、物販コーナーとレストラン23席を設ける。
物販コーナーでは、県内の各JAから毎朝届く旬の野菜や果物のほか、米・乾物・ハチミツ・チーズ・牛乳・ドレッシング・茶葉など常時70種類を販売。「一度にたくさん購入するというよりは、その日食べるものを少しずつ買う方が多く、毎日利用する方もいらっしゃる。近所の飲食店の方にもご利用いただいている」(同組合営農経済対策室の大友良彦次長)。
レストランでは旬の野菜をはじめ、「みやぎの環境保全米」「宮城豚みのり」「仙台牛」などの県産食材を使用したメニューを提供。「素材の味を感じてほしいので、あまり手の込んだものは出していない。食材もすべて店で購入できるものなので、ここで食べた味をご家庭でも試してもらえれば」と大友さん。
メニュー例は以下の通り。ランチタイム=野菜がたっぷり入ったスープとご飯のセット「Aランチ」(680円)、オムハヤシと日替わりサラダの「Bランチ」(860円)、宮城豚みのりを使用したカレー「Dランチ」(680円)。ティータイム=「おからのガトーショコラ」(200円)、「COCORONプリン」(250円)、米粉と野菜のロールケーキ「ベジタ・クレール宮城の恵み」(270円)。ディナータイム=「蔵王チーズ盛り合わせ」(600円)、「ごろっと野菜のポトフ」(700円)、「宮城豚みのり ポークソテー」(730円)、「和牛ローストビーフ」(1,350円)。
1日平均250人が来店し、約8割が女性。客単価は700円。オープン以来の来店客数は2月初め、早くも1万人を突破した。大友さんは「食材に関する情報交換など、宮城の生産者と消費者との橋渡しをしていきたい」と意気込む。
営業時間は、ランチタイム=11時~15時、ティータイム=15時~17時、ディナータイム=17時~20時。第3水曜定休。