仙台港国際ビジネスサポートセンター「アクセル」(仙台市宮城野区港3)で現在、「妖怪博士・水木しげるの妖怪大冒険」が開催されている。
同展は、日本に古くから伝わるさまざまな妖怪を展示・紹介する催し。監修は「ゲゲゲの鬼太郎」の漫画家・水木しげるさん。2007年に東京で初開催され6万5千人が来場し、昨年は福岡で4万5千人を動員するなど夏の人気イベントとなっている。
会場内では、水木さんが描いた妖怪のイラストとその特徴、物語をパネルで紹介。全国各地の妖怪が閉じこめられた「無限六角堂」や、「百目」「見上げ入道」「大かむろ」などの妖怪オブジェも設置する。また、「かまど神」「提灯小僧」「タンコロリン」「化け古下駄」など、東北の妖怪を紹介するコーナーを新設。そのほか、オリジナルグッズの販売コーナーや、射的などの懐かしい遊びが楽しめる「妖怪縁日」、「目玉おやじ」をイメージしたスイーツなどが味わえる「妖怪茶屋」なども設ける。
開催初日から多くの家族連れでにぎわいをみせ、1週間で約5,000人が来場。会期中の来場者数は2万5千人を見込む。同展の企画制作を手がけるウェルパフォーミングアーツマネジメント(青葉区本町1)代表の曽根隆司さんは「自分たちが住んでいるまちにも古くから妖怪にまつわる話がある。両親やおじいちゃんおばあちゃんから口伝えで聞いていた話は、こういうことだったのかということを発見してもらいたい。そして、帰った後にも妖怪の話が家族のコミュニケーションのきっかけになれば」と期待を寄せる。
開催時間は9時30分~18時30分(入場は30分前まで)。入場料は、前売り券=1,000円(中高生700円、小学生以下500円)、当日券=1,200円(中高生900円、小学生以下700円)。今月23日まで。同13日~16日にはスペシャルイベント「大人のためのナイトツアー」を開催。展示終了後の19時~20時30分にライトダウンした会場内を回り、怪談話を聞く。入場料は2,000円(1ドリンク付き)で、各日限定50人。