仙台市青葉区の定禅寺通沿いに5月25日、大衆酒場「マイニチ」(青葉区一番町4、TEL 022-265-1272)がオープンした。
同店は、店長の佐々木龍駿さんが市内のすし店で修行を積んだ後に開業。「不景気な今の時代にも気軽に飲める店にしたい」との思いから、フード・ドリンクとも全品300円の均一価格に設定した。店名は、かつて同所にあったパチンコ店の名前をそのまま使用。ファサードにもその面影が残り、「定禅寺通新名所」の看板が目を引く。
店舗面積は13坪。テーブル席と小上がりのほか、立ち飲み用のカウンターも設ける。収容人数は約40人。
フードは和食中心に約25種類。「特製牛すじ煮」「豚バラ煮」「真だこ桜煮」などの煮込み料理や、「松島海賊焼き」「仙台名物牛タン」など焼き物、「海鮮だし茶漬け」や「稲庭うどん」といったご飯ものも提供。日替わりで用意する魚介類の刺身や天ぷらには、佐々木さん自ら松島湾で釣り上げた旬の魚を使用することも。「今の時期はアナゴ、カレイ、アイナメ、マダイなどが捕れる」(同)という。アルコールメニューは、ビール、焼酎、日本酒、梅酒、ワイン、サワー、カクテルなど50種類以上。
オープンして約1カ月で、20代後半~50代の会社員が多く利用している。佐々木さんは「お客さまとの会話を大切にしたい。メニュー表以外の注文にも応じるので、食べたいものを気軽に言ってもらえれば」と話す。「店名通り、毎日足を運んでもらえるような店になれば」とも。
営業時間は17時~翌2時(7月からは翌5時まで)。日曜・祝日定休。