宮城県は3月8日、来年10月から12月にかけて行われる「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)」のキャッチフレーズを発表した。同キャンペーンは自治体と地元の観光関係者、JR6社などが協力して行うもので、宮城県が単独で対象となるのは今回が初。
決定したキャッチフレーズは「美味(うま)し国 伊達な旅」。県内の自然や食、美しい風景を表す「美味し国」と、伊達文化を感じさせる「伊達な旅」を組み合わせたもので、「仙台・宮城のもつ食と文化の魅力、旅への期待感を表した」という。同時に、豊かな食と文化を表す「おにぎり」に伊達政宗公の兜飾りを付けて擬人化したシンボルマークも初公開した(写真)。
キャンペーンでは観光事業の活性化と観光客拡大のほか、自治体・JR・観光事業者等の連携、県民の観光行政に対する理解度の向上、新しい観光資源の掘り起こしなど複数の効果を狙う。さらに「官民一体となって、観光客の誘致を向上する継続的なシステムを造り上げること」を最終的な目標に据える。
4月には首都圏で県政ラジオ番組「いいトコ!みやぎ」の放送を始めるなど、県では今後、キャンペーンに向けての取り組みを本格化する。仙台・宮城DC推進協議会事務局では「食、温泉、自然、歴史・文化など、豊かで味わい深い資源を持つ『美味し国』仙台・宮城で、『伊達な旅』を楽しんでほしい」とキャッチフレーズを交えて話している。
キャンペーンに関する問い合わせは、仙台・宮城DC推進協議会事務局(TEL 022-211-2895)まで。