1920(大正9)年創業の老舗茶葉店「お茶の井ヶ田」(仙台市青葉区)が12月1日、新商品「ひとくち仙台金時餅」の販売を始めた。
太白区に観光農業施設「秋保ヴィレッジ」を開業して以来、地元食材を活用した商品開発に力を入れている同社。常温で持ち歩ける仙台名物として、2018(平成30)年3月に「仙台ひとくちずんだ餅」を発売した。
シリーズ第2弾として今回、名取市北釜地区が主な産地となるサツマイモ「仙台金時」を使った商品を開発。仙台金時で作った濃厚なあんを、もっちりとした食感が特徴の宮城県産もち米「みやこがね」の餅で包んで一口サイズの大福に仕上げた。
同社プロダクトマネジメント兼生産部部長の倉田康幸さんは「仙台金時の素材の良さ、おいしさをあんでどう表現するか追求し、個性的でどこにもない味を目指した」と話す。「仙台金時あんの甘み、香り、お餅との相性を楽しんでもらえたら」と呼びかける。
価格は4個入り=650円。「ひとくちずんだ餅」との詰め合わせ(8個入り=1,250円)も用意する。JR仙台駅2階の「仙台ひとくちずんだ餅本舗」とエスパル仙台本館地下1階の「仙台ひとくちずんだ餅本舗エスパル店」で取り扱う。