仙台でミュージカル「赤毛のアン」東北地区オーディション-19人が突破

仙台公演への参加と最終審査進出を決めた19人。合格切符替わりのツアーTシャツを手にした

仙台公演への参加と最終審査進出を決めた19人。合格切符替わりのツアーTシャツを手にした

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 エル・パーク仙台(仙台市青葉区一番町4)ギャラリーホールで3月29日、「2万人の鼓動TOURSミュージカル『赤毛のアン』」東北地区オーディションが行われた。

緊張の面持ちで審査結果の発表を待つ参加者たち

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 同公演は、1998年からエステー(東京都新宿区)が手がけるオリジナルミュージカル。主人公アン・シャーリー役に3年連続で歌手の島谷ひとみさんを迎え、8月16日の札幌公演を皮切りに、仙台、埼玉、広島、福岡、大阪、名古屋、東京での公演を予定。

 この日行われた東北地区オーディションには、事前の書類審査を通過した8~22歳の49人が参加。1次のダンス審査と2次の歌唱審査を突破した19人が仙台公演への出演を決め、同時に全国公演の出演者を選出するための最終審査へと駒を進めた。

 昨年に続いて2度目のオーディション通過を果たした仙台市泉区の中学生・工藤広夢君は「何も考えずオーディションに挑めた去年と違って、今回はとても緊張した。それでも、得意なダンスが頑張れたのでよかった」と胸をなで下ろした。将来の夢は「劇団四季に入りたい」(工藤君)。

 同公演プロデューサーの戸田幸比古さんは「最初の頃は動くこともできない、声も出ないという参加者が多かったが、年々全国的にレベルが上がってきている」と話す。今回の東北地区オーディションを「あいさつは元気が良くて気持ちがいいのに、歌唱審査になると内気になってしまう子が多かった。審査ではもちろん技術も見ているが、やろうという気持ち、そのガッツやエネルギーも大切。それがないと上達しない」と評する一方、「東京でもなかなかいないぐらいの目を見張るような参加者もいた」と手応えを明かした。

 仙台での公演は8月17日、東京エレクトロンホール宮城(国分町3)で行われる。

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