3月18日に街開きを控える宮城県名取市の仙台空港臨空都市「なとりりんくうタウン」に2月28日、「ダイヤモンドシティ・エアリ」がグランドオープンした。同施設はショッピングセンターの開発・運営を行うダイヤモンドシティ(本社=東京都渋谷区)が建設した、東北最大級の複合商業施設。
開店前にはオープンセレモニーが行われ、佐々木一十郎名取市長、ダイヤモンドシティの鯛洋三社長、三越の石塚邦雄社長、イオンの村井正平専務らがテープカット。オープンと同時に大勢の客が店内へと流れ込んだが、今月24日に関係者や近隣住民を対象としたプレオープンが行われていたこともあり、大きな混雑は見られなかった。
同施設はジャスコと三越が核テナントとなり、その間をつなぐ約220メートルのモールに衣料・雑貨・飲食・映画館など約170の専門店が並ぶ。モールの2階部分がアクセス鉄道「杜せきのした駅」(3月18日開業)と直結。店舗総面積は約75,000平方メートル。全体で年間1,200万~1,500万人の来客、330億円の売り上げを目指す。
オープン後の記者会見で鯛社長は「自治体や地元住民と一致団結して開発に取り組み、当初の予定よりも1カ月早いグランドオープンを迎えることができた。3月の街開きを経て、さらに愛される存在になっていくことを期待している」と話した。
営業時間は専門店=10時~22時(一部店舗を除く)、レストラン=10時~23時、映画館=10時~24時、三越=10時~20時、ジャスコ=9時~23時(食品売場など一部~24時)。年中無休(一部店舗を除く)。