ハンディキャップのある作家が手がけたアートの展示会が現在、仙台パルコ本館(仙台市青葉区中央1、TEL 022-774-8000)6階スペース6で開催されている。
宮城県では、「障害のある人もない人も共生する社会」の実現に向けた取り組みの一環として、アートやマルシェ、音楽、ダンス、スポーツなどを通じた交流イベントを今年11月から来年2月にかけて展開する。同展は、アートの多様性を通じて共生社会を考えるきっかけにしようと企画した。
「わたしの中のバリアを外すのは、わたしだ。」をテーマに、主に県内の10~60代の作家から応募された52作品を展示。水彩絵の具、色鉛筆、クレヨン、クーピーなどで画用紙やキャンパス、アクリル板、木、ベニヤ板、段ボールなどに描かれた絵画、切り絵、写真のほか、紙粘土や段ボールなどを使った立体作品が並ぶ。
関連企画として11月9日には、同展に参加した作家や支援者によるトークセッションや、ライブペインティングを4階吹き抜けスペースで行う。
県障害福祉課企画推進班の担当者は「障害者差別解消が大きな目的としてあり、若い人たちに訴求するためにアートという切り口で企画した。若年層の方と親和性の高いパルコでの開催なので、より多くの若い方に見ていただき、障害者の方についてまず知るきっかけになれば」と期待を寄せる。
開催時間は10時~20時30分(最終日は18時)。入場無料。今月17日まで。