仙台放送(青葉区上杉5)は12月4日、「仙台フォーラス」7階に東北初となる会員制サンプルショップ「サンプルスクエア」(仙台市青葉区一番町)をオープンした。
同店は、「消費者と企業、それぞれのニーズの架け橋になる新たな情報発信媒体として、東北地域の活性化の一端を担えれば」(同局)という思いから同社が企画。運営は仙台放送エンタープライズ(青葉区大町1)が行う。
店舗面積は28坪。店内には44のブースを設け、食品、飲料、化粧品、サプリメントなどさまざまなジャンルのサンプル品が並ぶほか、レジャー情報やエンタメ情報も提供。12月中旬にはさらに8ブースを追加する予定で、店内に設置した大型モニターを使った企業プロモーションや、店内中央スペースでの試食会といったデモンストレーションも計画している。
利用方法は、QRコードをかざしてチェックイン後、利用したい商品のカードをスタッフに渡し、サンプル品をもらう仕組み。1回の利用につき3品まで持ち帰ることができ、6営業日後に再度利用可能となる。サンプル品は常時約30~40点を用意。現在の会員登録数は約5,000人で、女性の割合が多いという。来年には2次募集も予定している。
仙台放送マーケティング戦略局の佐藤洋彦局長は「県内ではまだ販売していない商品や全国的にも発売前の商品などを提供しているので、最新トレンドの『発見』や『体験』の場としてご利用いただければ」と話し、今後は「県のブースを作るなど、地場産業を応援する取り組みも行っていきたい」と意気込む。
営業時間は、11時~19時(最終入店時間は18時30分)。月曜定休。