宮城県のウェブサイトほかで5月28日、第2回「宮城マスター検定」が始まった。
同検定は、県内外に向けて宮城の魅力ある観光地や特産品、歴史や文化をPRし、「宮城に関心を持って実際に訪れたり、観光で訪れた方にその魅力を伝えること」(県担当者)などを目的に、昨年11月に初めて実施されたもの。「脳トレ」の生みの親として知られる東北大学の川島隆太教授が推進会議の会長を務めるなどでも話題となり、昨年実施された3級試験には2,860人が受験。うち2,714人が合格し、94.9%という高い合格率を残した。
今回は3級試験のほかに、3級合格者を対象とする2級試験を新設。参加者はウェブ試験と郵送による筆記試験のいずれかで受験が可能。宮城の風土や食、歴史や郷土料理など幅広い分野から50問の4択問題が出題され、3級=35問以上、2級=40問以上の正解で合格となる。今回は小中学校での団体受検の申し込みもあるなど低年齢層の受検が目立つようになったことから、「問題文にふりがなを多く使用し、わかりやすい表現も心がけた」という。
受験には参考資料やインターネットの使用も許可され、試験は宮城を知るきっかけ作りの意味合いも大きい。県の担当者は「県民の皆さんには宮城の魅力の再発見を、県外の方々には宮城への関心の高まりを期待している」と話す。
試験期間は3級=6月6日まで、2級=6月2日まで。受験料は無料。
ウェブで「宮城マスター検定」-推進会長は「脳トレ」川島隆太教授(仙台経済新聞)ネットで挑戦できる「ご当地検定」-仙台の専門学校講師が創設(仙台経済新聞)盛岡ご当地検定で合格発表-今年は「予想以上に狭き門」(盛岡経済新聞)宮城マスター検定