仙台出身のフィギュアスケーター、羽生結弦選手の等身大フィギュアが完成した。
東京・お台場の体験型アトラクション施設「マダム・タッソー東京」(東京都港区)を運営するマーリン・エンターテインメンツ・ジャパンが、来場者からの要望を受けて制作を決めた同フィギュア。制作に際し都内で昨年7月に行われたシッティング(計測)では、羽生選手の姿を正確に再現するために頭と顔、体を250カ所以上にわたって計測。3時間にも及んだが、羽生選手は「貴重な体験。ずっとワクワクしながら楽しめた」と笑顔だったという。
その後、「マダム・タッソーロンドン」(英国)の彫刻師20人以上が6カ月をかけて等身大フィギュアを制作。2014年ソチオリンピックのショートプログラムで、国際大会初の100点台を記録した「パリの散歩道」での最後の決めポーズを再現した。
同プログラム時に着用した衣装を羽生選手の衣装制作者が手掛け、スケート靴は本人が以前実際に着用していたもの、ブレスレットやネックレスなどのアクセサリーも本人から提供を受けたものを着用している。制作費は約2,000万円。
同施設広報担当者は「日本中に感動と勇気を与えてくれたあの瞬間がよみがえる」と来館を呼び掛ける。
同施設で5月29日から展示する。営業時間は10時~20時(最終入場は19時)。入場料は、大人=2,000円、小学生以下=1,500円、3歳未満無料。6月利用限定のペアチケット(2人=2,000円)もネットで販売する。