仙台市交通局と劇場映画「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟(はこぶね)」がタイアップしたオリジナル動画「『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』×仙台市交通局 icsca発進!!」が、話題を集めている。
1974(昭和49)年10月、テレビアニメの放送が始まった「宇宙戦艦ヤマト」。2012年からはテレビシリーズ第1作をベースに新しいスタッフが制作する「宇宙戦艦ヤマト2199」プロジェクトが始動した。
同局が手掛けるICカード乗車券「icsca(イクスカ)」の導入日と映画公開日が同日だったことから企画した同動画。戦艦ヤマトの沖田十三艦長が仙台市民にイクスカの仕様を説き、イスカンダル星のスターシャ女王がメッセージ映像を発表する。テレビアニメの素材をベースに、沖田艦長とスターシャ女王によるオリジナルのせりふを組み合わせ制作された。
11月19日からユーチューブの松竹チャンネルで公開され、同27日現在で1万4600回以上再生。地下鉄駅構内の改札上液晶表示器では字幕で放映している。「非常に素晴らしい出来上がりで大変うれしく思っている。当局の内部の人間にもアニメを見ていた世代が多いので、感慨深い」と同局担当者。「イクスカを多くの方に知っていただくきっかけになれば」と期待を寄せる。
併せて、地下鉄駅6カ所(泉中央駅・旭ヶ丘駅・勾当台公園駅・仙台駅・長町駅・長町南駅)でのスタンプラリーや、地下鉄仙台駅構内でイスカンダルへの航路図や劇中の名場面をまとめたパネル展も開催している。12月19日まで。
松島町では10月26日から、コラボ企画として松島湾遊覧船の船内アナウンスを宇宙戦艦ヤマトクルーの岬百合亜(CV:内田彩さん)が担当。「仁王丸コース」と「芭蕉コース」で、松島湾の観光案内や遊覧船でのウミネコへの餌付け規制をアナウンスしている。今後は、古代進(CV:小野大輔さん)バージョンも予定する。