仙台・一番町の東一市場そばに11月11日、立ち食い焼き肉店「と文字(ともじ)」(仙台市青葉区一番町4、TEL 022-224-8366)がオープンした。
運営は、全メニューを原価で提供する「原価市場」を仙台市内に4店舗・福岡県内に2店舗展開する原価市場(青葉区北根3)。「いつでも気軽に、1人でも焼き肉を食べられる店を作りたい」(社長の三塚晴紀さん)と、新業態となる同店を「立ち飲みの日」に合わせてオープンした。
「居酒屋はもちろん、立ち飲み屋もあるエリアなので、立って焼き肉を食べるというスタイルも受け入れられやすいのでは」と考え、同所への出店を決めた。店舗面積は約5坪で、16人を収容。黒と木目を基調にした店内に、炭火焼きの七輪(しちりん)が置かれたスタンディング用のカウンターを設ける。
「すしスタイルの焼き肉」として、すしのように肉・部位を一切れから注文できるのが特徴。主なメニューは、仙台牛カルビ=「中落ちカルビ」(一切れ250円)、「肩サンカク」(同290円)、仙台牛特上カルビ=「ザブトン」(同360円)、「三角バラ」(同400円)、「ロース芯」(同420円)、仙台牛希少部位=「ウワミスジ」(同280円)、「トウガラシ」(同330円)など。「通常の焼き肉屋だと1枚15グラムくらいだが、30グラムくらいで出している」という。そのほか、国産牛の牛タン(同120円~)や牛ホルモン(同60円~、約15グラム)も。
1人前(3枚)でも提供するほか、「仙台牛盛り合わせ5種(150グラム)」(1,500円)、「本日のいち押し盛り合わせ(150グラム)」(1,200円)などの盛り合わせも用意。サイドメニューは、「サンチュ」(300円)、「白菜キムチ」「和牛塩煮込み」(以上380円)、「と文字クッパ」(500円)、「センマイ刺し」(550円)、「牛レバテキ」(750円)など。
客単価は2,500円。「焼き肉は月1回じゃ物足りないという方、思う存分ひとり焼き肉を楽しみたい方など、気軽に利用していただければ」と三塚さん。今後は同業態の店舗展開も視野に入れ、「仙台に立ち食い焼き肉の文化を根付かせていきたい」と意気込む。
営業時間は11時30分~24時。