仙台市市民文化事業団は現在、「仙台フォトコンテスト2014-地下鉄東西線*沿線風景」の作品を募集している。
「地域の魅力を再発見し、写真表現を多くの人に楽しんでいただくこと」を目的に、同事業団と仙台市が創造的都市推進事業の一環として昨年度から実施している同コンテスト。前回は「彫刻のあるまち・仙台の魅力を表現した作品」をテーマに行い、99人から159点の作品が寄せられた。
今回は「沿線地域の魅力発見」をテーマに、来年開通する仙台市地下鉄東西線沿線の地域資源を対象とした写真作品を募集。太白区の八木山動物公園駅から若林区の荒井駅までの13駅の各エリアにおける場所・人・もの・現象など、「一般的な名物・名所に限らず、独自の視点で魅力を感じたもの」(仙台市市民文化事業団事業課担当者)が対象となる。
フィルムカメラまたはデジタルカメラ(カラー・モノクロ可)で撮影した写真で、サイズはL判~半切プリント(組み写真可)。応募は1人1点まで。評価のポイントは、「写真表現としての技術の高さ」と「被写体を捉えた視点のユニークさ」。写真評論家の飯沢耕太郎さん、宮城県美術館副館長の三上満良さんが入選作品を選定し、市内での展示・公開審査を経て、金賞1点・銀賞1点・銅賞1点を決定する。
「新しい駅周辺にはどんなものがあって、どういう景色が広がっているのか。地下鉄東西線で出掛けてみたい駅周辺の名物や名所、いつもの街の何気ない生活風景に見いだされる地域の魅力など、皆さんが発見した東西線沿線の地域資源を写真に表現していただければ」と同担当者。「今まで気付かなかった仙台の新しい魅力を発見するきっかけにもなれば」と期待を寄せる。
応募締め切りは12月12日。入選作品は来年2月20日~25日、せんだいメディアテーク(青葉区春日町)で展示する予定。