仙台市青葉区の定禅寺通沿いにアイスとエクレアの専門店「Patisseries Glaces Kisetsu(パティスリー グラス キセツ)」(仙台市青葉区本町3、TEL 022-302-6595)がオープンして1カ月がたつ。
亘理出身のオーナーパティシエ・大堀裕治さんが、7月26日にオープンした同店。日本菓子専門学校とパリのベルエ・コンセイユで製菓を学び、フランスでレストランパティシエとして2年半勤務した大堀さん。その際にデザートで作っていたアイスの奥深さに魅了され、「故郷・宮城の人にも食べてほしい」と出店を決意したという。
店舗面積は約12坪で、店の奥には5席のイートインスペースを設ける。薄緑色や白を基調にした店内は明るく清潔感のある雰囲気が特徴。ショーケースに色とりどりのアイスやエクレアが並ぶ。店名は近隣にある勾当台公園や錦町公園、定禅寺通の緑豊かな景観から連想して付けた。「通りや公園などの景色と共に、アイスやエクレアで季節感を味わってもらえれば」
毎朝手作りするアイスは、フレーバーごとに異なる滑らかな食感が特徴。価格は、1種盛り=360円、2種盛り=390円、3種盛り=420円。40円増しでカップをワッフルコーンに変更できる。現在のラインアップは、「蔵王ミルク」「亘理イチゴ」「ショコラ」の定番3種と、レモン、バナナ、モモ、カボチャ、アボカド、トマトなど、季節の果物や野菜などを使った日替わり3種の計6種類。
エクレアは、抹茶、カフェ(以上380円)、レモン、マンゴー、ショコラリッチ(以上400円)の5種類を用意する。今後さらに種類を増やしていく予定。
オープン当初は20~40代の女性客を想定していたが、子どもから年配者まで幅広い来店があり、「男性客の多さに驚いた」という。大堀さんは「洋菓子店は入ったら買わなきゃいけない雰囲気だと尻込みしてしまう方もいるかもしれない。味見だけでも結構なので、気軽に来店いただければ」と呼び掛ける。
営業時間は11時~19時。月曜定休。