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仙台で「チャリティーこけしプロジェクト」-津軽こけし中心に1000本

頭と胴体が1本の木から作られる「作り付け」という手法が特徴の津軽系こけし

頭と胴体が1本の木から作られる「作り付け」という手法が特徴の津軽系こけし

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 仙台市青葉区の「カメイ美術館」(仙台市青葉区五橋1、TEL 022-264-6543)で6月28日・29日、「チャリティーこけしプロジェクト ~宮古を想う2days~」が行われる。主催は青森県黒石市の「津軽こけし館」。

義援金付きの「チャリティーこけし」

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 津軽系こけし発祥の地として知られる青森県黒石市に1988(昭和63)年、開館した津軽こけし館。東日本大震災以降、こけしによる震災復興プロジェクト「チャリティーこけしプロジェクト」を立ち上げ、黒石市の姉妹都市である岩手県宮古市や、こけしの産地である福島県の土湯温泉の復興支援を目的に、義援金付きの「チャリティーこけし」を毎年ネットで受注販売してきた。

 第4弾となる今回、同プロジェクトとして初めての出張・展示販売を仙台で行う。「仙台は青森に比べ首都圏や東北各地から人が来やすい場所であり、被災地でもあることから企画した」と同館担当者。「数多くの方々にプロジェクトの活動を知っていただくきっかけになれば」と期待を寄せる。

 会場では津軽こけしを中心に、鳴子・作並・遠刈田・弥治郎・津軽・木地山・南部・山形・肘折・土湯の東北6県11系統、約1000本の伝統こけしをはじめ、全国の作家による「こけし雑貨」を展示・販売。プロジェクトの活動を紹介するブースや、宮古市の震災からこれまでの復興の様子を伝え、宮古の特産品や物産品を販売する「宮古のまごころ展」も展開。売上金の一部は、宮古市で活動するNPO団体「みやこラボ」へ寄付する。

 担当者は「こけし、黒石市、宮古市、どれか一つでも興味を持っていただき、仙台・宮城の方々とつながりができれば」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時~17時(入場は16時30分まで)。

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