仙台でクラフトビールや輸入ビールが味わえる飲食店を掲載したパンフレット「仙台ビールマップ」が完成し、市内各所で設置・配布が始まった。
全国的にブームの広がりを見せるクラフトビール。仙台でも提供する店が多くなってきたことから、「仙台にも複雑で個性豊かな味わいのビールが飲める店があることを、より多くの方に知ってもらいたい」と、国分町のビアバー「アンバーロンド」(青葉区国分町2、TEL 022-211-5686)店主の田村琢磨さんが企画。特にクラフトビールなどの取り扱いが充実している飲食店に呼び掛け、完成にこぎ着けた。
掲載しているのは以下の14店舗。「カフェ・エ・デリ・チルコロ」(国分町1)、「アンバーロンド」「グッド ビア マーケット エン」「サイモンズバー」「バルベ」「ブラッセリーノート」(以上、国分町2)、「ブルネンハイム」(国分町3)、「クレプスキュール・カフェ」(春日町)、「イル・クオーレ」「ダボス」(以上、一番町1)、「オステリア・ガブ」(一番町4)、「立町つくし」(立町)、「のんびり酒場ニコル」(大町2)、「バーンズ・アイリッシュパブ」(五橋2)。
地図上に店舗をマッピングし、基本情報と写真、紹介文を掲載。スタンプ欄も設け、全店舗を回ることである言葉が完成する仕掛けも用意した。
「ワインについて店の方とお客さんが生産者や品種の話を交わすように、ビールでも一歩踏み込んだ交流が生まれれば」と田村さん。専門店に限らずフレンチやイタリアン、居酒屋も掲載することで「ビールといえばソーセージ、だけでなく、それぞれ専門のおいしいフードとクラフトビールとの組み合わせを楽しんでほしい」と考えた。
マップ完成を記念した特典も用意。掲載店舗にマップを持参し、ビール1杯とフード1品を注文すると、店ごとに異なるサービスが受けられる。実施期間は5月7日~9月30日。
「行きたいと思っていた店に足を運ぶきっかけや、クラフトマンシップが込められたさまざまなビールに出合うきっかけになれば」と田村さん。「観光や出張で訪れた方にも手に取ってもらいたい」とも。
A4・2つ折りで、発行部数は4万部。市内の飲食店・アパレル店・美容室・宿泊施設などのほか、全国のビアバーやクラフトビール醸造所にも置く。