仙台のハピナ名掛丁商店街に2月7日、仏パン職人ゴントラン・シェリエさんがプロデュースするブーランジェリー「GONTRAN CHERRIER(ゴントラン シェリエ)」仙台店(仙台市青葉区中央1、TEL 022-714-6323)がオープンした。
1978(昭和53)年、フランスのブーランジェ・パティシエ(パン・菓子職人)の4代目として生まれたゴントラン・シェリエさん。21歳からレストランで修業を積み2010年、パリ・モンマルトルに1号店を出店。現在はパリに4店、シンガポールに3店を展開している。
国内では2012年に渋谷店、2013年に新宿サザンテラス店をオープン。今回が東北初出店となる。店舗面積は約95坪。店内入り口にベーカリー物販スペース、奥に81席のイートインスペースを設ける。
経営するベイクルーズ(東京都渋谷区)の広報担当者は「震災で大変な苦労をされてきた方々にゴントラン シェリエのおいしいパンを食べていただきたいという強い思いから、東北の物件をずっと探していた。立地や集客など、さまざまな項目を加味したうえで、条件の合致した仙台への出店を決めた」と話す。
同店では、パリ本店の「フランスのパン」と国内オリジナルの「東京のパン」約90種類を取りそろえ、「時間帯によって異なるが、常時30~40種類を用意できるよう準備している」という。20~30代の女性をメーンターゲットに、地域密着型の店を目指す。
「フランスのパン」のおすすめは、「かみ破るときの歯応えが極上で、バターも豊かに香る」という一番人気の「クロワッサン」(180円)、低温長時間発酵で小麦本来の味を生かした「バゲット トラディション」(280円)など。ライ麦の生地にみそをミックスしたパリ本店でも人気の「味噌(みそ)セーグル」(ホール=400円、ハーフ=200円)は仙台店のみ仙台赤みそを使う。
「東京のパン」のおすすめは、クロワッサン生地をバニラたっぷりのサブレ生地で包んでパールシュガーをトッピングした「パンメロン」(200円)、北海道産の小麦粉を100%使った「北海道小麦の食パン」(320円)、キッシュ生地に絹豆腐・マイタケ・おろしショウガ風味のアパレイユを入れ、桜エビを散らして焼き上げた「桜エビと豆腐のキッシュ」(350円)など。
カレー粉を練り込んだ生地でオリジナルの牛たんカレーを包んだ仙台店限定商品「牛タンカレーキューブ」(250円)も用意。コーヒーやカフェラテ・紅茶などのドリンク類をはじめ、焼き菓子やケーキ、ジャムなども販売する。
営業時間は7時30分~22時(日曜・祝日は21時まで)。