仙台市地下鉄などに導入される非接触型ICカード「仙台IC乗車券」の名称が「イクスカ」に決まった。
仙台市交通局・宮城交通・仙台市都市整備局で構成する仙台IC乗車券推進協議会事務局が2014年度に地下鉄南北線、2015年度に同東西線(同年度開業予定)と路線バスに導入を予定する同ICカード。「広く利用者の皆さまに親しみを持っていただけるように」(同事務局)と名称を募集し、8月22日~9月17日の期間中に全国から2198通・1057作品の応募が寄せられた。
最終候補に残ったのは「イクスカ」「ダテカ」「ノルッチャ」「ササピ」「モリカ」の5つ。その中から、「行く」と仙台弁の語尾「~すか」を組み合わせた発音しやすい名称で、英語「excursion(イクスカーション)」(小旅行、遠足の意)を含む「イクスカ」が選ばれた。「IC乗車券を使って『行きますか』『行きましょう』という、公共交通の利用促進が表現されていることから決定した」(同)
「仙台弁だと『イグスカ』になるのでは?という指摘もあったが、イクスカレーションを含めたので『イクスカ』とした」と同事務局担当者。「仙台弁風なのでなじみやすい名称だと思う。市民や県民の皆さまにぜひ覚えていただき、ICカードの導入とともに東西線の開業も楽しみにしていただければ」と呼び掛ける。
今後、カードのデザインとロゴを検討し、本年度中の発表を目指す。