仙台市青葉区の錦町公園で10月5日、「ヒーローアワード授賞式」が行われ、藤岡弘、さんら初期「仮面ライダー」の主演俳優がそろい踏みした。
東日本大震災の復興支援プロジェクトとして昨年初めて開催された「宮城ヒーローサミット」。2年目となる今年は同所で5日・6日の2日間実施され、東北をはじめとする全国のご当地ヒーローが参加。ヒーローショーやライブ、トークショーが行われ、メーンイベントとして同授賞式が開かれた。
仮面ライダー1号・本郷猛役を務めた藤岡弘、さん、仮面ライダー2号・一文字隼人役を演じた佐々木剛さん、仮面ライダーV3・風見志郎役を演じた宮内洋さん、数多くのヒーロー作品を手掛け7月に逝去したテレビプロデューサー・平山亨さんの4人が受賞。記念トロフィーと花束、賞品が贈られた。
セレモニーで藤岡さんは「光栄なものを頂いて本当に感謝。仮面ライダー(シリーズ)も43年目に入っているが、今もまだこうやって皆さんに注目されていることを感謝している」とあいさつ。「仙台はヒーローの発祥地と言ってもいいほどのヒーローのふるさとであり、偉大なる石ノ森章太郎先生の誕生地。誇りを持ってほしい」と呼び掛けた。
さらに、「ヒーローは孤独。独りぼっちで戦いながら犠牲になっていくが、どんなに辛いことがあっても逃げない、負けない、屈しない、諦めない精神を持っている」と自身のヒーロー観を披露し、「そんなヒーロー像に魅せられながら、子どもたちには愛と夢と勇気を持って大きく育ってもらいたい」と熱いエールを送った。