楽天「非公認」マスコットキャラのカラスコが採用面接

面接中も落ち着きのない様子のカラスコ

面接中も落ち着きのない様子のカラスコ

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 楽天イーグルス非公認マスコットキャラクターの「Mr.カラスコ」が1月10日、仙台市環境局(仙台市青葉区一番町4)で職員採用面接に臨んだ。

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 黒いユニフォームに悪役レスラーのような覆面姿のカラスコ。球場内をバイクで疾走したり、プロレス団体の興業に「出没」したりと勝手な行動で話題をさらい、地元・仙台での認知度も高いが、あくまで楽天イーグルスにとっては「非公認」の存在。

 昨年12月21日、球団事務所に「乱入」してポスティングによる移籍要求を突きつけた際も、球団側は「カラスと契約した覚えはない」と、これを拒否。しかしその後、カラスコと地域清掃活動に関する協定を結ぶ仙台市環境局がポスティング参加を表明していた。

 今回の面接は、採用にあたって条件面や仕事内容の説明と、以前より問題のある素行面の判定のために行われたもの。同局廃棄物事業部長の早田博直さんから入札条件が提示され、仕事で使用する道具一式が貸与された。落ち着かない様子で説明を聞いていたカラスコだったが、職員からゴミ飛散防止用ネットを手渡されるとたちまち激怒。自分を捕まえようとしたものと誤解した様子で、大暴れしながら会場を後にした。

 「これまでの市の清掃事業への功績から、特命隊長としての活躍を期待していただけに残念。話が通じないのでは仕方ない」(早田さん)。カラスコはこのあと宮城県庁でも面接を行ったが、やはり途中退場。いまだ移籍先が決まらないカラスコは、今後、みちのくプロレスの入門テストを受ける構えだ。

 一連の騒動について球団の広報担当者は「そもそも契約も結んでいないので、どこへ移籍しようと勝手」。

東北楽天ゴールデンイーグルス

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