宮城県観光PRキャラクター「むすび丸」が「仙台・宮城観光PR担当課長」に昇格した。
2007年に「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」(以下、DC)のシンボルマークとして誕生したむすび丸。宮城のPR活動で県内外を飛び回り、愛くるしい表情やしぐさで全国にファンを拡大。2010年には県観光PR係長に就任し、「係長」の愛称で親しまれている。
誕生から2012年度までの6年間の経済波及効果は累計90億円(七十七銀行推計)。「仙台・宮城の知名度・認知度の向上に多大に貢献した」として今回、念願の昇格を果たした。給料は半年ごとに「みやぎ環境保全米」30キロを支給。業務成績に応じた加算給として仙台・宮城の特産物も支給されることになった。
仙台国際ホテル(仙台市青葉区中央4)で9月5日、仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会会長の村井嘉浩県知事から辞令を交付されたむすび丸。「課長という責任のあるお仕事をしなければならないと思うと、とても緊張しています」とあいさつし、「これからも『仙台・宮城』のいいところ、おいしいものを全国にPRしたい。秋から冬、そして来年のポストDCのPRも頑張ります」と意気込みを見せた。
係長から3年での課長昇進というスピード出世について、村井知事は「通常は10年くらいかかるものだが、めざましい働きで90億円を超える経済効果を出したというのはむすび丸の実力によるもの。本当に一生懸命県内を走り回っていたので、それをみんなで評価し、課長にふさわしいということになった」とコメント。「今後もっと頑張ってもらいたい」と活躍に期待を寄せる。