熊本県のPRキャラクター「くまモン」が12月13日に宮城県庁(仙台市青葉区本町3)を訪れ、「むすび丸」が出迎えた。
2011年に開催された「ゆるキャラまつりin彦根」での出会いをきっかけに親交を深めているむすび丸とくまモン。今回の訪問は、10月から熊本県が展開している「くまもとから元気をプロジェクト」の一環。「東日本大震災の被災地の皆さんに元気を届けたい」と、くまモンが宮城県を訪れた。
当日、再会したむすび丸とくまモンは跳びはねて喜びを表現。むすび丸がクリスマスプレゼントの巨大笹(ささ)かまぼこを手渡すと、くまモンは自身のグッズをお返しにプレゼント。それぞれが色紙にしたためた手紙の交換も行い、くまモンからのメッセージにむすび丸が目を潤ませる場面も。
その後は仙台城跡へ場所を移動し、むすび丸のガイドで散策。仙台の街並みが一望できるむすび丸「お気に入り」のスポットで絆を深め合い、伊達武将隊も交えて「くまモン体操」を披露。記念撮影やサインに応じるなど、市民や観光客との交流も楽しんだ。
くまモンは11日~13日の3日間で東松島市・南三陸町・仙台市の図書館や幼稚園、仮設住宅を訪れて市民たちと触れ合い、熊本県から復興支援で派遣されている職員たちを激励して宮城を後にした。くまモンが帰った後、むすび丸は「僕もこれからまた頑張って、全国に元気を届けにいきたいです」と意気込みを新たにしていた。