仙台・卸町のイベント倉庫「ハトの家」(仙台市若林区卸町2)で10月24日、マスキングテープを使ったイベント「mt ex仙台展」が始まった。主催は、工業用マスキングテープやハエ取りテープを製造するカモ井加工紙(岡山県倉敷市)。
建設現場での塗料の付着防止や資材の識別・保護の用途に使われるマスキングテープ。同社は2007年から、カラフルな色や柄をデザインした文具・雑貨向けの「mt」シリーズを展開。コラージュやラッピンググッズとして、20~30代の女性を中心に人気を集めている。
同展は2009年から開催。これまで東京・京都・札幌・福岡・広島・ソウル・バンコク・台湾で行い、東北では今回が初めて。同社担当者は「東日本大震災があり開催のタイミングが難しかったが、今回の会場と縁があり、ようやく開催にこぎ着けた。ぜひ東北の方々に足を運んでいただき、楽しんでもらえれば」と話す。
会場では、倉庫ならではの広い空間を生かしたインスタレーションを展示。約400平方メートルの床一面にマスキングテープを張り巡らせ、天井からは約540本のマスキングテープをつり下げ、カラフルでポップな空間を作り上げた。アートディレクションを担当したのは、NHK大河ドラマ「龍馬伝」や集英社「ナツイチ」を手掛けた居山浩二さん。
販売ブースでは、色・柄・大きさもさまざまな約200種類のマスキングテープ(150円~)をはじめ、シール・ラッピングペーパー・収納ボックス・テープカッター・書籍などを販売。「クレヨンテープ3」(241円)、「手と袖」(375円)、「宮城名物テープ」(325円)、「旅の乗り物テープ」(483円)など、仙台展オリジナル商品も。
そのほか、mtでデコレーションした自転車や家具、マスキングテープでクリスマスオーナメントをデコレーションできる「mtワークスペース」、カプセルにミニマスキングテープが入った「mtガチャポン」(1回100円)も用意する。
開催時間は10時~19時。入場無料。11月4日まで。3日・4日には、段ボール製の棚を作りマスキングテープでデコレーションするワークショップも開く。参加費は1,500円。