「ゆるキャラグランプリ2012」にエントリーした宮城県観光PRキャラクター「むすび丸」が、自身への投票を呼び掛けている。
「全国のゆるキャラの知名度アップによる地域活性化」を目的に2010年から行われている同グランプリ。「できるだけ多くのゆるキャラたちにエントリーしていただき、わが町を広く知らしめ、それぞれのまちおこしの重要な顔として活躍していただくことを願っている」(同協会担当者)。昨年、2位に約4万票の差をつけて圧勝した「くまモン」は出場を見送り、「ゆるキャラアンバサダー(大使)」としてグランプリを盛り上げる。
むすび丸は初回から3年連続出場。昨年はエントリーが遅かったこともあり、349キャラ中47位にとどまった。今年は来春開催される「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)」のPRのため出場を決意し、投票開始日の9月15日から抜かりなく参戦。むすび丸は「DCでみんなに仙台・宮城に来てもらって、白いご飯をおいしく食べてもらいます!」と意気込む。
開幕後は、県観光PR担当係長としての仕事の合間にツイッターでフォロワーに投票を呼び掛け、仙台経済新聞にも記事化を依頼するリプライを飛ばすなど、毎日コツコツと集票。地道な取り組みのかいあって、現在11位に着けている(9月24日時点)。「目指すは優勝?」の質問に、むすび丸は「目指すのは、すべての人に笑顔が花咲く明日です!」と、りりしい表情で答えた。
現在のエントリー総数は465キャラ。宮城県からはむすび丸のほか、大河原町観光イメージキャラ「さくらっきー」、「鬼小十郎まつり」マスコットキャラ「ポチ武者こじゅーろう」、角田市観光PRキャラ「ひかりちゃん」、角田スタンプ会「ためトクカード」キャラクター「ガブリくん」、東松島市イメージキャラ「イート/イ~ナ」、大和町イメージキャラ「アサヒナサブロー」がエントリーしている。
投票期間は11月16日までで、1日1回投票できる。最終結果の発表は11月25日の「ゆるキャラサミットin羽生」で行われる予定。