アサヒビール(東京都墨田区)は7月2日、ブレンデッドウイスキー「ニッカ伊逹」の販売を宮城県内限定で始めた。
ニッカウヰスキー仙台工場・宮城峡蒸溜所(仙台市青葉区ニッカ)で製造したカフェモルトとカフェグレーンをブレンドして製造した同商品。「モルティーな香りとクリーミーな味わい、ほどよい苦味」(同社)が特徴だという。アルコール度数は43度。
2008年・2009年に500ミリリットル入り瓶を数量限定で発売し好評を得たが、今回さらに味の改良を行い、「業務用としても使いやすいように」と700ミリリットル瓶を通年で販売。新しいラベルは、やわらかい茶色をベースに蒸留所のイラストをあしらい「飲みやすさと親しみやすさ」を、ゴールドの箔(はく)で「高級感」を表現。中央には村井嘉浩宮城県知事が揮毫(きごう)した「伊達」のロゴを配置した。
発売開始から1週間がたち、自宅用や土産物として県民・観光客などが購入し売れ行きは「好調」という。同社担当者は「地元の皆さまのみならず仙台・宮城を訪れる多くの人々に親しまれ、観光の盛り上げにも貢献できれば」と期待を寄せる。
オープンプライスで、参考価格は3,075円。県内の酒販店、スーパーなどで扱う。