東日本大震災の発生から1年を迎える3月11日、仙台市内各所で追悼行事などが開催される。
仙台国際センター(仙台市青葉区青葉山)では仙台市による追悼式典を実施。式辞、追悼の辞、復興への誓いのほか、仙台フィルハーモニー管弦楽団による献奏、市内3校の中学生による合唱を予定。東京で行われる政府主催追悼式の一部を放送し、地震発生時刻の14時46分に黙とうをささげる。開催時間は14時20分~16時30分(開場は13時20分)。
式典を前に奥山恵美子仙台市長は「私たちのふるさとを取り戻し、希望に満ちた仙台を創るために仙台市民が心を一つにして前へ歩みを進めていくことを、犠牲になられた多くの方々の前でお誓い申し上げたい」とコメント。同所のほか、仙台市各区役所内にも献花場(開場は9時~17時)を設ける。
せんだいメディアテーク(青葉区春日町)では、「星空と路 ~3がつ11にちをわすれないために」を6日から開催。震災復興の過程を記録する「3がつ11にちをわすれないためにセンター」に市民から寄せられた資料や震災関連資料の展示、記録映像の上映などを行う。開催時間はプログラムにより異なる。12日まで。
仙台市天文台(青葉区錦ケ丘9)では施設を無料開放。プラネタリウムでは「星空とともに」と題し、震災当日の星空を映し出しながら震災のエピソードを紹介する特別プログラムを投映。館内では復興支援メッセージの展示やロビーコンサートなども行う。開催時間は9時~17時。
勾当台公園市民広場では、式典とキャンドルナイト「3.11わたしたちは忘れない ~世界中に伝える『ありがとう』~」を実施。世界各地からの支援に対する感謝の言葉を記した紙コップにキャンドルを入れて「ありがとう」の文字を描く。開催時間は14時~21時(式典=18時~18時30分、キャンドルナイト=18時30分~21時)。
デジタルアーツ仙台(青葉区本町2)では、復興支援チャリティーライブ「Hand in Hand ~繋ぐSEDAI 繋がるSENDAI~」を開催する。参加アーティストはDJ KENTARO、GAGLE、KGMなど9組。開演13時30分。チケットは前売り2,000円(当日は2,500円)。