東京・池袋の「宮城ふるさとプラザ」(豊島区東池袋1、TEL 03-5956-3511)で7月7日から、「2周年感謝祭」が行われている。
同施設は2005年7月にオープンした宮城県のアンテナショップで、愛称「コ・コ・みやぎ」。宮城米や笹かまぼこ、牛タン、ずんだ餅など宮城名物のほか、地酒、民工芸品など約1,300点の特産品を取り扱い、県外では唯一となる「伊達の牛たん本舗」レストランを併設。さらに、店内には「伊達政宗の甲冑」のレプリカがあり、無料試着と写真撮影のサービスも行っている。
同施設の利用客は1カ月約7万人。「参加型イベントを数多く展開してきたことや甲冑のコスプレ写真サービスなどが話題となり、若い方々をはじめ幅広い客層に認知度が広がってきた」(担当者)という。「仙台麩やかき、ほやなどの海産物加工品、かりんとうといった意外な商品が売れていることもわかり、県の関係者にそうした情報をフィードバックする」など、観光戦略にも大きな役割を果たしている。
同感謝祭では「つきたてずんだ餅」の振る舞いや、特産品が当たる抽選会、仙台銘菓「萩の月」の販売会、武者絵凧「伊達政宗」の絵付け実演会などのイベントを開催。また期間中、施設内に「仙台七夕まつり」で実際に飾られる短冊の記入所を設置。自分で記入した短冊が観光時に見られるため、「観光客誘致にもつながるのでは」(担当者)と期待を寄せる。
JR池袋駅近くという立地条件を生かすために商品のばら売りを始めるなど工夫を重ね、「気軽に立ち寄ってくださる方が増えてきた」という同施設。豊島区との連携による効果も大きいとし、今回のイベントは「2周年を支えてくださった地元(豊島区)住民の方々への感謝祭という意味合いが大きい」と話している。
営業時間は11時~20時。7月16日まで。