東北6県のコンビニで「ご当地サイダー」フェア-復刻「金華サイダー」も

宮城県内のサークルKとサンクスで販売されるご当地サイダー6種類

宮城県内のサークルKとサンクスで販売されるご当地サイダー6種類

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 サークルKサンクス(東京都中央区)は6月26日から、東北6県のサークルKとサンクス578店舗で「東北ご当地サイダー大集合」フェアを開催している。

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 全国各地で生産される「ご当地サイダー」は、リサイクル瓶容器の回収や生産設備の老朽化の問題などで生産量が減少。大半が生産地周辺での販売に限られているが、「昨今のレトロブームの中、各地域に根ざしたご当地サイダーが注目されており、東北には隠れた地サイダーが多い」ことから同フェアを企画。同社の担当者は「これらの商品を通じて世代を超えた楽しみ、故郷への愛着を感じていただければ」と話す。

 県によって販売商品のラインナップが異なり、宮城県では県内産の「金華サイダー」「金華サイダー シークヮサー味」、福島県会津若松市の「磐梯サイダー」「磐梯ハスカップサイダー」、岩手県久慈市の「光泉サイダー」、神戸で生産され主に山形県内で販売されている「懐かしのパインサイダー」の6種類を販売する。

 「金華サイダー」は昭和30年代後半まで宮城県石巻市周辺で製造されていた「金華山サイダー」を復刻した商品。炭酸が強すぎず、合成甘味料を使用しない砂糖の素朴でマイルドな甘さが特徴。

 復刻したのは同市で明治時代から味噌・醤油を製造する老舗の「金華山醸造」。同社の高砂知章社長が「高度経済成長で町に活気があった時代の商品を蘇らせることで、地元の皆さんを元気づけられないか」と考え、2005年に販売を開始した。今回のフェアで「地方でもこうしてユニークな商品を作っていることを知ってもらい、飲んだ人に懐かしさや感動を味わってもらえたらうれしい」と高砂社長。

 フェアは7月9日まで。数量限定のため商品がなくなり次第、販売を終了する。

サークルKサンクス

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