プレスリリース

現役高校生が選ぶ、「なりたい職業ランキング」2025年 結果発表

リリース発行企業:株式会社ジンジブ

情報提供:

高校生の就職を支援する「ジンジブ」(大阪市)は、高校生向けの職業体験イベント「おしごとフェア2025」に参加した現役高校生に将来「なりたい職業」のアンケートを実施いたしましたので、結果をご報告いたします。(有効回答数:1,746人)




<ランキング結果サマリー>
●なりたい職業では昨年と同じく1位「接客職」、2位「ものづくり職人」。
●働きたい業界1位は「製造・ものづくり業界」が輝く。


【調査概要】
調査期間:2025年5月8日~6月23日
調査方法:ジンジブ主催の職業体験イベント「おしごとフェア2025」に来場した高校生にアンケート回収
調査対象:高校1年生~高校4年生 ※4年生は定時制課程
有効回答:n=1,746

■アンケートの実施背景
高校生の就職活動は「4.10倍」(※1)と高い求人倍率が続いています。企業は初任給や福利厚生の充実、教育制度など、採用力の向上に注力しており、採用競争が激化しています。
その一方で高校生は、先生からの紹介を受けての応募や、求人情報が公開されてから約2か月という短い期間で応募をすることが一般的です。
当社では、高卒の社会人が更に社会や企業で活躍するためには、応募できる職種や業界の広がりや、採用後の育成や定着フォローが今後注目すべき重要な課題になると考えています。
そこで今回は職種や業界に着目し、現役高校生を対象に「なりたい職業」や「働きたい業界」に関するアンケートを実施いたしました。本調査は、昨年に続き3年目の実施となります。高校生の希望職業やその理由を通じて、高卒で働く若者が活躍するヒントを考察します。

※1出典:厚生労働省 令和6年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(3月末現在)


【なりたい職業ランキング】就職するとしたらどんな職業に就きたいですか? 回答者:1,746人



2025年の現役高校生が選ぶ「なりたい職業ランキング」の結果は、「接客職(14.6%)」が昨年に続き3年連続で1位となりました。次いで「ものづくり職人(10.5%)」が昨年と同じ2位でランクインしました。3位は「イラストレーター(10.1%)」がランクインし、昨年の4位から一つ順位を上げました。

「接客職」の人気の理由としては、アルバイトを通じた実体験や人とのコミュニケーションを楽しむ傾向が背景にあると考えられます。「ものづくり職人」は、若い世代で手を使った創造的な作業への関心に加え、安定して働ける職種として根強い支持を集めています。
「イラストレーター」の人気上昇は、SNSやデジタルプラットフォームの普及により、自己表現の場が広がったことが影響していると考えられます。4位に「デザイナー」、7位に「YouTuber・インフルエンサー」、8位に「ゲームクリエイター」、圏外16位に「プロゲーマー」など、自己表現を重視する職業が順位を上げている点も特徴的です。

全体を通じて、高校生の職業選択には、「安定性」に加え、「クリエイティブさ」や「自分の好きなことに取り組みたい」という意欲が強く反映されていることが分かります。今回の結果から、将来的に新しい働き方や職業の選び方がさらに多様化していく可能性が示唆されています。


【働きたい業界ランキング】就職するとしたらどの業界に興味がありますか? 回答者:1,746人



2025年の現役高校生が選ぶ「働きたい業界ランキング」では、「製造・ものづくり業界(20.8%)」で、昨年に続きトップの座に輝きました。
次いで2位は「宿泊・飲食・観光業界(15.0%)」、3位は「サービス業界(13.7%)」で、昨年と比べ、2位と3位の順位が入れ替わる結果となりました。

この結果から、高校生が安定した職業を求める傾向に加え、コロナ禍からの回復を背景にインバウンド市場が盛り上がりを見せる中観光業にも関心が向いていると考えられます。高校生の「働きたい業界」の選択には、「安定性」と「成長性」を重視する傾向とともに、時代の流れが表現されているとも言えそうです。


就職活動や進路選択で不安なことはありますか? 回答者:1,746人



進路を選択する上での不安なことを聞いたところ、昨年と同様に「希望通りの進路に進めるか不安(48.8%)」、「自分のやりたいことが見つかっていないこと(46.6%)」、「自分の向いていることが見つかっていないこと(41.8%)」、「何をするべきかが分からないこと(41.8%)」という結果になりました。多くの項目で半数近くの高校生が「不安」と回答しています。

これらの結果から、依然として根強く、高校生が進路選択に対して不安を抱いている現状がうかがえます。「やりたいこと」や「向いていること」が見つからないという不安は、自己理解やキャリアビジョンの不足によって引き起こされていると考えられます。だからこそ、進路選択には「早期からのキャリア教育やサポート」が重要であるといえます。

<アンケート結果からわかること>
アンケート結果を通して、高校生がなりたい職業や働きたい職業を選ぶ際の軸は、「アルバイトなどを通じた実体験」を通じてその職が身近に感じられるかどうかや、実体験がなくとも「安定性」や「クリエイティブさ」、「自分の好きなことである」と感じられる職業であるかどうか、が強く反映されていることが分かりました。

そのため、今回ランキングが下位であった職業でも、高校生に向けたアルバイトや、インターンシップの受け入れを増やし、「好きなこと」「興味があるもの」としての認知を創る取り組みを行うことで、人気職種になれる可能性を秘めています。

一昨年や昨年とほぼ変わらない順位の職業や業界があったり、反対に爆発的に人気が上がった業界や職種もあったり、現在の社会情勢や若者の流行が直接的に反映されており、とても面白い結果となりました。
今後ますます多様化する社会において、高校生が主体的にキャリアを描くためには、自分の特性や興味を理解する自己理解を深めるサポート、それに基づいた進路を選ぶための情報提供や多様な進路を選択できる環境が不可欠だといえます。


<アンケート結果について>
なりたい職業ランキング 2025結果




なりたい業界ランキング2025結果




<回答者属性>








参加会場(n=1,746)





<会社概要>
■ 株式会社ジンジブ
ジンジブは「高卒」の若者のための社会課題解決企業です。同じく「高卒社長」である佐々木満秀が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。高校生のキャリア教育や、就活の情報提供、就職後の定着やスキルアップやキャリア形成、転職時の情報提供やサポートを行います。

代表取締役社長:佐々木 満秀(ささき みつひで)
本社所在地:大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階
拠点:大阪本社・東京・福岡・名古屋・仙台・広島・新潟・岡山・熊本・静岡
設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)
株式情報:東京証券取引所 グロース市場(証券コード:142A)
HP:https://jinjib.co.jp/

●高卒就活採用支援サービス 「ジョブドラフト」
高卒新卒で就職する高校生は、限られた情報や期間の中で、社会経験や自己理解の機会など、やりたいことや向いていることを考える期間が少ない中、就職先を選んでおり、将来に対して漠然とした不安を抱えています。
情報不足、理解不足などで納得できる企業選択ができず就職し、入社後にギャップを感じてしまうことが、入社1年目の「超早期離職」の要因の一つといえます。
将来について考えるきっかけを与えるキャリア教育支援「ジョブドラフトCareer」や、これまでは文字情報のみの求人票でしか収集できなかった求人情報を、高校生に向けた発信をする就職情報アプリ「ジョブドラフトNavi」や、高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes」を運営し高校生が自分の意思で未来を形作るためのサービスを展開しております。
また、卒業後の生徒には、高卒第二新卒や既卒者へのリスキリングと就職・転職を支援する「ジョブドラフトSchool」「ジョブドラフトNext」を運営し、社会に出た後にも寄り添っております。

●人材育成サービス
社会人として必要となる基礎スキルやマインド、DXを始めとしたこれからの社会で必要になるスキルの学び直しの講座を開発し、高校生や高卒社会人が人生100年時代の中、キャリアアップを実現するためのサポートを運営しております。
Z世代の採用育成を行う企業向けには、入社後の定着のための研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」を行っています。デジタルマーケティング講座「DMU」などのスキルアップ講座も提供し、企業発展を促す若手人財の育成を支援してまいります。

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