仙台駅東口の「Zepp Sendai」跡地に11月10日、期間限定のコミュニティー&フードスペース「EKITUZI(エキツジ)」(仙台市宮城野区1)がオープンした。
同敷地にオフィスビル建設を計画するJR東日本仙台支社が、計画が固まるまでの暫定的な利用として開業した。名称について、JR東日本仙台支社の坂井究支社長は「江戸時代の芭蕉の辻をイメージして、いろいろな人たちがここで交差する、交流する『東口交差点』をコンセプトに名付けた」と話す。
「実験的な試みができるスペース。ここで新しい取り組みをして、情報が生まれ、それが街の中に広がっていく(というイメージ)。駅と街の中がどんどん交流をして、仙台が大きく発展していけば」と期待を寄せる。
約1700平方メートルの敷地には、宮城・東北の産直イベントやマルシェなどの催しを行うイベント広場「Xing Point(クロッシングポイント)」、短期出店を前提としたポップアップショップや対話イベントの会場としても利用する「PRE-FAB(プレファブ)」を中心に、居酒屋・焼き肉・ラーメン・カフェ&バルなど6店舗のプレハブ店舗と、2店舗のフードカーが出店する。
「地元の方と仙台を訪れるビジネスマンなどが交じっていただける場所になればと考えているので、そうなるための仕掛けをつくっていきたい」と同支社事業部・仙台駅東口開発プロジェクトの堀哲担当課長。「仙台・宮城の食材を生かした料理も多いので、同スペースを通して仙台・宮城の魅力も感じていただければ」とも。
営業時間は、飲食店=10時~24時(店により休憩時間あり)、PRE-FAB・フードカー=出店者により異なる。1年半の期間限定で、延長は未定。