全国的に節電への意識が高まる中、アイリスオーヤマ(仙台市青葉区五橋2)が発売した人感センサー付きLED電球「ECOLUX(エコルクス)」が注目を集めている。
同商品は人の動きを感知して点灯。人がいなくなって一定時間が経過すると段階的に暗くなり、約5分後に自動消灯するもの。電球自体にセンサーが内蔵され、既存の照明器具に取り付けるだけの手軽さが特徴。明るさは一般的な白熱電球20W形相当で、消費電力は6.0W。定格寿命は約4万時間と一般的な白熱電球の約40倍に相当する。電球色と昼白色の2タイプを用意。
4月15日の発売開始から約1カ月で、「当初計画の3倍」(同社)となる5万個を販売。「玄関や廊下、給湯室や倉庫など両手がふさがっていることが多い場所に適しており、自動消灯するので消し忘れによる電力の浪費を防ぐことができる」と同社担当者。「例えば日本の全世帯が1球ずつLED電球に交換すると、宮城県と岩手県の全世帯が必要とする電力分を節約することができる」という。
価格はオープンで、実勢価格は3,000円前後。全国のホームセンターや量販店、ドラッグストアなどで販売する。