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仙台空港で旅客機運航再開-羽田・伊丹へ1日6往復

約1カ月ぶりに再開した仙台空港の到着ロビーで横断幕を掲げる男性

約1カ月ぶりに再開した仙台空港の到着ロビーで横断幕を掲げる男性

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 東日本大震災で被災し閉鎖されていた仙台空港(宮城県名取市)は4月13日、空港旅客施設の一部の供用を再開。33日ぶりに民間旅客機の運航が復活した。

津波被害がまだ残る仙台空港周辺

 地震と津波よりほぼ全域にわたって水没した同空港は米軍と自衛隊による滑走路のがれき撤去などの復旧作業により輸送機などの発着が可能になっていたが、空港職員らによる旅客施設の復旧作業も急ピッチで進められ、同日、震災後初めてターミナルビルの一部の使用を限定的に再開した。1階到着ロビーの西側の一部に臨時の搭乗手続きカウンター・ベンチ・簡易売店などを設置し、同じスペースで出発と到着の旅客に対応する。当面ANAが羽田線1日3往復を、JALが羽田線1往復と大阪(伊丹)線を2往復運航予定で、すべて臨時便の扱いとなる。

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 再開一番機はJAL便が7時57分に、続いてANA機も8時32分に、それぞれ羽田からほぼ満席で到着した。到着旅客の1人で仙台市内の親せき宅に向かうという都内在住の男性は「水没した空港がまさか1カ月で復活するとは思わなかった。被災地と東京・大阪を結ぶ空路の再開は多くの人の心の支えになるのでは」と話していた。

 ターミナルビル全域では依然停電と断水が続いており、電源は自家発電機を使用し手洗いなども臨時の設備を用意している。同空港からJR仙台駅方面への地上交通である「仙台空港アクセス鉄道」は復旧のめどがたっておらず、当面は航空便の発着に合わせて振替輸送のバスが運行される。空港周辺地域にもまだ津波被害が生々しく残る状況ではあるが、空港の復旧・再開は被災地の復興活動への大きな弾みとなることが期待されている。(取材協力=みんなの空港新聞)

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