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JR東日本、路線の復旧状況を発表-3月中に運転再開の区間も

JR東日本が公開した東北地方の運転再開状況(3月22日現在)

JR東日本が公開した東北地方の運転再開状況(3月22日現在)

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 JR東日本は3月22日、東日本大震災で被害を受けた東北地方在来線設備の復旧状況を公開した。

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 資料によると、東北本線黒磯~北上間(約300キロ)は被害が多く、盛り土の沈下・流出、土留め壁の傾斜・倒壊、橋桁支点部の損傷などが見られるほか、沿岸部を走る気仙沼線・仙石線の一部・常磐線の一部など、いまだ調査不能の区間も多い。

 同社では被害の少なかった箇所から点検・復旧作業が終わり次第、部分的に運転再開していく予定。再開の見通しは以下の通り。3月中=東北本線仙台~岩切間、仙石線あおば通~小鶴新田間、4月上旬=東北本線岩沼~仙台間、同岩切~利府間、仙山線仙台~愛子間。当面は暫定ダイヤでの運行となる。

 東北新幹線は22日から新青森~盛岡間で運転を再開したが、電化柱の折損・軌道の変位・高架橋柱の損傷・橋桁のずれなど、全線で1,100カ所の被害を確認。全線開通へは「まだはっきりとした見通しが立っていない」(JR東日本広報部)状況だ。

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