仙台を拠点に活動する4人組のバンド「MONKEY MAJIK(モンキーマジック)」が4月25日、ニューシングル「Change」を発売した。
同バンドは、カナダ出身のMaynard(Vo&G)、Blaise(Vo&G)、仙台出身のtax(Dr)、札幌出身のDICK(B)からなり、メンバー全員が仙台在住。2000年から活動を始め、2003年に1stアルバム「SPADE」がタワーレコード仙台店の年間セールス1位を獲得。2006年にはavex内のbinyl recordsでメジャーデビューし、テレビドラマ「西遊記」主題歌の「Around the World」や、映画「夜のピクニック」主題歌の「フタリ」などをリリースした。
新譜となる「Change」は今年2月から3カ月連続でリリースしてきたコラボレーションシングルの第3弾。m-flo、SEAMOに続いて今回、彼らがコラボレーションを行ったのは世界中で活躍する津軽三味線アーティストの「吉田兄弟」。以前から吉田兄弟の大ファンだったMONKEY MAJIKからのオファーで実現したという。
「当初、R&Bが三味線に合うかなと思ったが、実際にやってみたらロックになって、しかもそれがすごく三味線にマッチした作品になった」と話すMaynardさん。吉田兄弟との共演では「音楽に取り組む真摯(しんし)な姿勢など、たくさんの刺激を受けた」という。コラボレーションを総括して「3作品それぞれが勉強になり、その経験が今後に生かされていくと思う」と振り返った。
MONKEY MAJIKにとって仙台は「一番落ち着く場所で、まさにホームタウン。昔から支えてくれるファンがいて、ありがたく思っている」(Maynardさん)という。6月にはその仙台を飛び出し、全国6カ所を回るツアーがスタート。「東北でのライブは何度かやっていたが、東北以外はバンドとして初めて。だからむしろ僕らのほうが、全国ツアーが早く始まらないか楽しみにしている」と話している。