仙台のライブハウス「enn」が新規2店-利用増加背景にすみ分け対応

ライブハウス「enn 2nd」のホール

ライブハウス「enn 2nd」のホール

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 仙台市青葉区に6月5日、ライブハウス「enn 2nd」(仙台市青葉区中央2)と「enn 3rd」(同)が同時オープンした。

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 同店オーナーの加藤芳邦さんは建設業界の会社員として約20年間勤務後、趣味で続けてきたバンド活動が高じて2001年6月にライブハウス「enn」(本町2、TEL 022-212-2678)をオープン。高校生や大学生など20代前後を中心に、中学生から50代まで幅広い層が利用。ほぼ年中無休で営業しており、ロックやポップス、ジャズなど毎日さまざまなジャンルのライブが行われている。

 オープン後は年々利用者数が増え、「近年はお断りするケースが多くなってきていた」ことから、新店のオープンを決意。「若い人たちはオールスタンディングでモッシュができる感じが良かったり、年配の人たちはテーブルを設置して座りながらゆっくり聴くという感じが良かったりと、年齢層・客層によってライブの楽しみ方も違うので、すみ分けのために別のハコを作ろうと思った」と加藤さん。

 2つの新店舗は同じビルの地下1階フロアに設け、店舗面積は2nd=80平方メートル、3rd=60平方メートル。1号店のイメージカラーがオレンジだったことから、2ndは赤、3rdは青をイメージカラーに設定し、ホール内の天井や壁はグレーで統一。2nd側には専用のドリンクカウンターを設けた。「ライブハウスというと入りづらいイメージがあるので、子連れの方でも気軽に入れるような色使いを意識した」とも。

 「日々ライブを提供しているので、音楽に興味のある人もそうでない人も一度足を運んでいただき、生のライブを見ていただきたい。特に現役でバンド活動をしている人たちには、日本や海外のトップクラスのアーティストの演奏やテクニック、息遣いや話す言葉などから、自分たちの音楽へつながる何かをつかんでもらえれば」と加藤さん。「以前は『ライブハウス不毛の地』と言われたほどだが、現在では市内中心部に続々と増えている。今後も頑張って仙台の音楽シーンを盛り上げていきたい」と意気込む。

 ホールレンタル料は、ドラムセット・キーボード・アンプなどの常設楽器使用料やオペレーター料込みで、平日16時~23時=11万円(2nd)、8万円(3rd)、土曜・日曜・祝日16時~23時=16万円(2nd)、10万円(3rd)など。バンド出演なども対応する。

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