仙台市交通局が運行するシティループバス「るーぷる仙台」は4月1日から、運行ルートを拡大する。
「るーぷる仙台」は仙台駅前を起点に市内中心部の観光スポットを循環する路線バスで、レトロ調の外観と内装が特徴。1999年5月に運行を開始し、観光客を中心に年間約35万人が利用。10年目を迎えた昨年9月には、累積利用者数が300万人を突破した。
停留所は「晩翠草堂前」「瑞鳳殿前」「仙台城跡」「メディアテーク前」など13カ所で、今回新たに「交通公園・三居沢水力発電所前」「大崎八幡宮前」の2カ所を追加。昨年10月~12月に期間限定で運行されていた「仙台・宮城『伊達な旅』キャンペーン特別コース」のルートを常時運行するかたちで、1周約70分で循環する。
市経済局観光交流課の広報担当者は「特別運行の際にご利用いただいた皆さまから好評だったこともあり、今回の拡大に踏み切った。国宝・大崎八幡宮や国の登録文化財でもある日本初の水力発電所・三居沢発電所を新ルートに加えたことで、さらに仙台の魅力を発見できるルートになった」と話す。
運行開始日の4月1日は、乗車先着100人にはがき6枚と色鉛筆12色をセットにした「仙台時間 塗り絵はがきセット」を進呈。仙台の水彩画家・古山拓さんが描いた「るーぷる仙台」停車地からの風景を塗り絵で楽しめる。
運賃は、1回乗車=250円(子ども130円)、1日乗車券=600円(子ども300円)。平日20分間隔、土曜・日曜・祝日と8月全日は15分間隔で運行。