桜の名所とケヤキ並木を桜色の毛糸で結ぶアートプロジェクト

昨年8月に行われた試作展示の様子。今回は「桜」をイメージしたピンクの毛糸だけで行う

昨年8月に行われた試作展示の様子。今回は「桜」をイメージしたピンクの毛糸だけで行う

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 「杜の都・仙台」の代名詞にもなっている定禅寺通り(仙台市青葉区)のケヤキ並木をピンクの毛糸で彩るアートプロジェクト「けやきに花を」が4月16日から始まる。

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 同企画は、全国のアートイベントなどで毛糸を使ったインスタレーション作品を発表してきた仙台市在住のアーティスト・門脇篤さんが、「仙台でアート活動を行う者として、自分の街を舞台としたスケール感のある作品を制作したい」という思いから立案。同じ定禅寺通りで毎年行われている「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」や「SENDAI光のページェント」を立ち上げた市民団体「ハロー定禅寺村」の協力を取り付け、開催にこぎ着けた。

 プロジェクトの内容は、仙台の桜の名所である西公園(仙台市青葉区)手前から定禅寺通りのケヤキ並木にピンクの毛糸を張り巡らし、「桜並木」を延長するというもの。参加型のプロジェクトとして使用する毛糸を全国から募集し、制作も市民らとともに行う。

 同16日~20日を公開制作期間とし、21日・22日は作品の下での「週末お花見イベント」を開催。アーティストや手話ガイドが作品解説を行う「お花見ウオーキングツアー」、市民らがオープンカフェや作品展示ブースを出店する「定禅寺通りジャすフェス」、アマチュアバンドによる「お花見ライブ」などの企画が予定されている。

 主催者の門脇さんは「プロジェクトには毛糸の提供や制作への協力、広報や週末イベントの運営などさまざまな形で参加が可能。自分の住む街でいろいろなことができるということを実感し、仙台の新しい魅力を発見してほしい」と話している。

仙台・定禅寺通りアート・プロジェクト「けやきに花を」

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