名取市のショッピングセンター「イオンモール名取エアリ」(名取市)が11月13日、リニューアルオープンした。
同施設は2007年2月、ジャスコと三越を核テナントとした東北最大級の複合商業施設としてオープンしたが、今年3月に三越が撤退。今回、同店舗跡地のイーストゾーンを中心に、既存の専門店ゾーンも含めた大規模なリニューアルに踏み切った。
イーストゾーン1階にはワールド(本社=神戸市中央区)が展開するファッションライフストア「FLAXUS(フラクサス)」が東北初出店。レディス・メンズ・キッズのアパレルやファッションアイテム、雑貨などを取り扱う30店舗が入る。主なブランドは、レディス=「アンタイトル」「インデックス」「ピンクラテ」、メンズ=「タケオキクチ」「TK」「ボイコット」、キッズ=「チッカ チッカ ブーン ブーン」「オリンカリ キッズ」。
同2階には、「利用客からの要望が多かった」という家電量販店「コジマ」(本社=栃木県宇都宮市)を誘致。売り場面積は約2,940平方メートルで、デジタル家電や省エネ家電、ゲームソフトなど1万点以上の商品をそろえる。「中でも携帯電話、デジタルオーディオ、太陽光発電などに力を入れている」(上西伸一店長)。
3階には、衣料繊維メーカーのニッケ(日本毛織、本社=大阪市中央区)が幼児・子ども向けの会員制室内公園「ピュアハートキッズランド」を展開。約2,310平方メートルのスペースに抗菌砂場やボールプール、「おままごと広場」のほか、フォトスタジオ、ゲームコーナー、リラクゼーションコーナー、カフェも備える。同フロアには生活雑貨の100円ショップ「ダイソー」も出店する。
専門店ゾーンにはレディス・メンズアパレルの「アズール バイ マウジー」が東北初出店。そのほか、今月中旬までにアウトレットコスメ専門店「セルレ」、ネイルサロン「ネイル スタイル」、呉服店「ハナゴロモ」や飲食店などが新たに出店を予定する。
リニューアル後の初年度来場者目標は施設全体で1,300万人。ファミリー層をメーンターゲットに、県内をはじめ山形・福島など広域からの集客を目指す。イオンモール名取エアリの五十川清成ゼネラルマネジャーは「今日からまた、まい進する気持ちで頑張りたい」と意気込む。
営業時間は、専門店=10時~22時、ジャスコ=9時~23時、シネマ=10時~24時、レストラン=10時~23時。