仙台市青葉区のドコモ東北ビル(仙台市青葉区上杉1)で7月26日、「ドコモ熟年バンドコンテスト」決勝戦が開催された。
同イベントは、NTTドコモ東北支社(仙台市青葉区上杉1)と東北6県のエフエム局が「中高年の皆さんの音楽活動を盛り上げ、東北を一層元気にしたい」(同社)と企画したもので、今回が初開催。参加資格は、メンバー全員が40歳以上の東北で活動しているアマチュアバンド。4月22日~5月31日まで行われた事前審査には123組のエントリーがあり、各エフエム局の音楽ディレクターなどが演奏力・パフォーマンス・楽曲などを審査。決勝戦へ進む各県の代表者を選出した。
決勝戦は、公開ライブ形式で行われた。同ビル1階ロビーに特設ステージを設置。ロック、ブルース、フォーク、レゲエなどジャンルもさまざまな各県代表6組が約120人の観客を前に堂々と演奏を披露した。出演者の平均年齢は48歳で、観客も同世代が多かった。
最優秀賞に輝いたのは、演歌の名曲「兄弟船」と「祭り」をハードロック・ヘビーメタル風にアレンジした青森県代表の「鋼鉄節(メタルブシ)」。同バンドボーカルのATCHさんは「お騒がせしたうえに最優秀賞までもらえてうれしい。興奮のあまり、明日仕事だということを忘れていた(笑)」とコメント。優秀賞は岩手県代表の「Happy&The Gang」に、ベストパフォーマンス賞の「ドコモ賞」は福島県代表「THE NIGHT PIRATES」のシローさんに贈られた。
審査委員長を務めたエレックレコード社長の荻原克巳さんは総評で、「演奏者も観客の方々も楽しそうな顔をしているのが印象的だった」と話し、「やはり音楽は人を楽しく、幸せにするもの。このようなイベントで仙台や東北の街がさらに幸せになれば」と期待を寄せた。