仙台パルコ本館(仙台市青葉区中央1)1階のライフスタイルショップ「AKOMEYA TOKYO(アコメヤ トウキョウ)」で1月30日、宮城大で食産業を学ぶ学生が自分たちで選んだ県内事業者の商品を販売した。
同大とAKOMEYA TOKYOによる産学連携プロジェクトの一環で、今回で3年目。同大食産業学群の授業「食品マーケティング演習」を受講する26人の学生が、地域資源を生かした「ご飯のお供」となる県内商品をリサーチし、客層を踏まえて絞り込み、昨年度の実績を基に継続商品も入れて店側に提案。この日の販売会には16人が参加し、3つのグループに分かれ交代しながら接客を行った。
販売したのは、あかふさ食品(気仙沼市)の「ゴロほぐし焼ほっけ」、阿部長商店(同)の「三陸食堂炙(あぶ)りかつお汁」、丸荒(南三陸町)の「やわらかふっくら三陸かきの炊き込み御飯の素(もと)」、マルイチ西條水産(石巻市)の「茎わかめとこんぶのピリ辛ラー油漬け」など8商品。学生たちは店の法被をまとい客に声をかけて試食を勧め、自分たちで作成したPOPやパネルも使って生産者の思いや商品のストーリーを伝えた。
今年は新たな取り組みとして、学生が事業者にインタビューやメール取材を行ったという。同演習を担当する滝口沙也加准教授は「これまではネットなどの二次情報が中心だったが、作り手と直接やりとりすることで、商品の背景をより具体的に伝えられるようになった」と話す。販売会については、「商品に興味を持ってもらう難しさも楽しさも体験してほしい」と狙いを明かし、「これをやりたくて宮城大に入学した」という学生もいるなど、成果も感じているという。
AKOMEYA TOKYO仙台パルコ店長の及川みどりさんは「私自身が気になっていた商品もあれば、全く知らなかった商品も提案してもらい、学生のリサーチ力に驚かされた」と話す。接客の様子を見て、「元気に一生懸命声がけしてくれて、商品も押し付けではなく丁寧に紹介してくれている。実際に商品が売れているのが何より」とほほ笑む。