牛タン専門店の運営や牛タン加工食品の製造販売を手がける「陣中」(名取市)が「焼きたて陣中牛タン」シリーズの販売を始めた。
職人が焼き上げた牛タンを特殊な技術で冷凍した商品で、自然解凍するだけで「焼きたての香ばしさとジューシーな味わいの牛タン」が食べられるのが特徴の同商品。第1弾として11月、一口サイズにカットした子牛の牛タン「焼きたて陣中牛タン 塩」と、成牛の牛タンを使う「焼きたて陣中牛タン 黒胡椒(こしょう)」(以上、30グラム=650円)を発売した。
同社新商品プロジェクトリーダーの野口亮平さんは「販売初日から想定を上回る反響があり、現在まで順調に推移している。お土産や贈り物だけでなく、自宅用としても購入され、幅広いシーンで活用されていることを実感している」と話す。
第2弾として12月14日、霜降りタン元から赤身部分のタン中先までの部位の牛タンを3枚入れた「焼きたて陣中牛タン 丸ごと一本 成牛」(60グラム=1,800円)と、やわらかな食感とミルクを感じさせる味わいが特徴という「焼きたて陣中牛タン 丸ごと一本 仔牛(こうし)」(60グラム=1,900円)を発売した。
社長の福山良爾さんは「土産物として『ぱっと開けたら、ぱっと食べられる』商品を届けたいと考えていたが、牛タンは『焼かなくては食べられない』という課題があった。陣中の牛タンをもっと気軽に味わってほしいという思いから何度もチャレンジし、完成にこぎ着けた。新しい牛タン土産を楽しんでもらえたら」と呼びかける。
宮城県内の「陣中」直営店とオンラインショップで取り扱う。