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NHK仙台放送局で「子ども科学電話相談」公開収録 「昆虫」テーマに生回答

公開収録の様子。質問を募ると子どもたちが元気よく手を挙げた

公開収録の様子。質問を募ると子どもたちが元気よく手を挙げた

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 NHK仙台放送局で11月8日、ラジオ番組「子ども科学電話相談」の公開収録が行われた。

「カメムシはどうしてベランダに飛んできて洗濯物に付くんですか?」

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 「夏休み子ども科学電話相談」として1984(昭和59)年から毎年夏休みの時期にNHK第1で放送し、2019(平成31)年4月からは毎週日曜のレギュラー番組として続いている同番組。「昆虫」「天文・宇宙」「植物」「動物」「鳥」「恐竜」「心と体」などのテーマに寄せられた幼児~中学生の子どもたちの質問に、各分野の専門家が電話で答える。想像力あふれる子どもたちの素朴な問いや大人顔負けの鋭い質問、専門家とのユニークなやりとりを楽しみにする大人のリスナーも多い。

 公開収録はこれまで札幌放送局などで行ってきたが、仙台放送局では初めて。「昆虫」をテーマに、大阪府営箕面公園昆虫館副館長の清水聡司さん、九州大学総合研究博物館准教授の丸山宗利さんを迎えて行った。自身も小さい頃から昆虫好きで、出演する番組で昆虫や自然環境についての情報を発信している「昆虫アナウンサー」こと仙台放送局の宮崎慶太アナウンサーが司会を務めた。

 この日は事前に申し込んだ子どもと保護者をはじめ120人以上が観覧。仙台・宮城や東北だけでなく、関東や四国から訪れた親子もいた。会場からは「カメムシはどうしてベランダに飛んできて洗濯物に付くんですか?」「アリさんは寝ますか?巣の穴に光が入ってきて眠れないのではと心配しています」「毒キノコを食べる虫はいますか?」といった質問が寄せられ、清水さんと丸山さんが丁寧に回答。カマキリの入った虫籠を持参した子どもに飼育のアドバイスを行う場面もあった。

 宮崎アナウンサーは「子どもたちの素朴な疑問がとてもかわいらしかったり、本質を捉えた深い質問だったりと、会場にいる皆さんが昆虫の魅力に引き込まれた収録になった。多くの方に聴いてもらえたら」と話す。

 収録の模様は、NHKラジオ第1で11月23日10時5分~11時45分に放送予定。

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