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仙台に気仙沼のブルワリー「BTB」直営店 15タップのビールにホルモンや魚介

来店を呼びかける「BLACK TIDE BREWING - SENDAI」マネジャーの菅原尚人さん

来店を呼びかける「BLACK TIDE BREWING - SENDAI」マネジャーの菅原尚人さん

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 気仙沼のクラフトビールブルワリー(醸造所)が手がけるタップルーム「BLACK TIDE BREWING - SENDAI(ブラックタイドブリューイング センダイ)」(仙台市青葉区国分町1、TEL 022-281-8508)が国分町通沿いにオープンして2カ月がたった。

BTBのクラフトビールと気仙沼産カツオ刺し身、気仙沼ホルモン炒め

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 2020年4月に気仙沼で醸造を始めた「BLACK TIDE BREWING(BTB)」。ホップをふんだんに使ったIPAやヘイジーIPAを中心に、ラガーやセゾン、スタウトなど幅広いビアスタイルのビールをこれまで200種類以上製造、販売してきた。醸造所に併設したタップルームも営業している。

 市外初の直営タップルームとして1月25日にオープンした。同店ディレクターの栗林圭さんは「気仙沼の魅力を発信する場所として、東北最大の都市でありクラフトビールファンが多い仙台市内でのタップルームを創業当時から計画していた」と話す。

 店舗面積は46.4平方メートルで、スタンディング含む40席を用意。ビールタップが並ぶ壁には、気仙沼の海で使われなくなった漁網や、気仙沼の酒造「男山本店」の日本酒の瓶をリサイクルしたタイルを装飾に活用。トイレの壁紙には歴代ラベルをデザインしている。

 ビールタップには常時15種類をラインアップ。価格は、スタンダード(300ミリリットル=900円)、スペシャル(同=950円)、レア(同=1,100円)、リミテッド(同=1,300円)。4種飲み比べセット「ビアフライト」(4種各150ミリリットル=2,200円)も用意する。グレープフルーツのようなかんきつ系の香りとドライな後味で苦みが特徴の仙台店限定のウエストコーストIPA「Hello,Sendai」(300ミリリットル=1,100円)も提供。常時10~20種類をそろえる缶ビールも販売する。

 フードは、「気仙沼 豚タン」「気仙沼 カシラ」(以上1本220円、注文は2本から)、生ガキ(490円)、気仙沼産カツオ刺し身、気仙沼ホルモン炒め(以上650円)、「三陸産本日の鮮魚カルパッチョ」(650円~)、「季節のフィッシュ&チップス」(800円)など、ホルモンや気仙沼漁港で水揚げされる魚介類を使ったメニューをそろえる。

 客単価は3,300円。オープンして2カ月がたち、仙台や近郊を中心に、東北各県のほか、東京方面からの来店も多いという。栗林さんは「仙台タップルーム限定液種やオリジナルグッズを販売するなど、ここにしかない魅力の発信も行っている」と話し、「気仙沼も一度訪れたらとりこになるすてきな場所なので、東北にお越しの際は気仙沼にも足を運んでもらえたら」と呼びかける。

 営業時間は16時~24時(土曜・祝日は14時から、日曜は23時まで)。

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